1017 ALYX 9SM

Visual Turtleneck 8312-343-1551

シンプルでいてどこかモード

今回は既に日本でも高い人気を誇るブランド1017 ALYX 9SM(1017 アリクス 9SM)から「Visual Turtleneck」を紹介したい。
衿元を折り返すと、そこから覗くロゴがポイントになったタートルネックのカットソー。
全体的にシンプルながらもどこかモードな雰囲気があるデザインだ。
袖口はリブ仕様で、スポーツテイストもまた取り入れられている。
一枚着以外にも、シャツ、クルーネック等とのレイヤードにも使いやすい。

立ち上げ前から誇った知名度

1017 ALYX 9SM(1017 アリクス 9SM)は、2015年にMatthew Williams(マシュー ウィリアムズ)によってニューヨークで誕生したファッションブランドである。
ローンチ当初はALYX(アリクス)というブランド名からスタートし、2018年に上述のブランド名に改名された。
ブランド名に含まれる1017はデザイナー彼自身の誕生日、9SMはニューヨーク市のセントマークスプレイスにあるスタジオ、そしてALYXとは彼の長女の名前が由来となっている。
Matthew Williamsはブランドを立ち上げる前から、ファッション業界ではかなりの知名度を誇っていた。
誰もが知るLady GAGA(レディー ガガ)やKanye West(カニエ ウェスト)のクリエイティブディレクターとして、スタイリングや衣装デザインを担当し、Virgil Abloh(ヴァージル アブロー)やHeron Preston(ヘロン プレストン)らと、DJグループ、Been Trill(ビーン トリル)として活動していたためだ。

納得のいく作品を求める職人魂

ここまでの知名度を持ってして、ローンチするブランドが売れないわけがない、売れるのは必然である。
筆者も含め、世間もそう思いながらALYXの快進撃を目の当たりにしたに違いない。
だが、ここでよく考えてみると、近年のロゴを前面に押し出したラインナップがALYXには極端に少ない。
ブランドの代名詞ともなったローラーコースターベルトでさえ、ロゴが理由で売れたわけではない。
単純に物、デザインとして受け入れられたのである。
名を上げるのは憚られるが、ALYXには名前だけで売れているブランドへ反旗を翻す気概を感じないだろうか。
実際に生産工程の前段階にもこだわるために、工場スタッフやビジネスパートナーが暮らすイタリア・ミラノに移住した経緯がある。
コレクションの概念から工場スタッフと共有することで、自身のイメージに近いプロダクトを生産しているという。
一心不乱に納得のいく作品を求める職人魂のようなものさえ感じてくる。

信念に根付いた衣服

そうした経緯を踏まえると、ガラッとこのアイテムのもつ印象が異なって見えてこないだろうか?
折り返して始めて姿を現す控えめなロゴとは裏腹に、まるでビッグメゾンのようなシンプルさを演出しながら、それでいて様になっている。
近年のロゴブームに辟易している方は多いのではないだろうか。
表面のメッセージではなく、信念に根付いた衣服を纏ってみてはいかがだろうか。

1017 ALYX 9SM
Visual Turtleneck 8312-343-1551
素材:コットン52% / ポリエステル48%   生産国:Portugal