Giacomo Burroni

Semi Rigid Twisted Bracelet

金細工職人による
歴史を継承するブレスレット

イタリアはトスカーナ地方アレッツォのブランドGIACOMO BURRONI(ジャコモ ブローニ)のTwisted Braceletの紹介だ。パッと見てわかるほど繊細な彫金細工が施されたこちらのブレスレットは全てイタリアの職人の手作りである。
材質はシルバー925で育てるほどに味が出る仕様だ。

GIACOMO BURRONIはその技術力の高さとオリジナリティのあるデザインで、近年、感度の高い海外のセレクトショップで注目される存在となっている。
2015年創業と比較的新しいブランドだが、その背景を紐解くと古い歴史があることがわかる。

エトルリアの技術を受け継ぐ職人の技

拠点を置くアレッツォは州都フィレンツェから80kmほど南にある、城壁に囲まれた美しい町である。
金細工とアンティークで知られたこの美しい都市はアカデミー賞受賞映画のライフ・イズ・ビューティフルの撮影地としても有名だ。

トスカーナの先住民である古代エトルリア人は非常に優れた文明を独自に築いており、金細工や建築技術は後の古代ローマ文明の基礎となったと言われている。
そのエトルリアの技術を脈々と引き継いできたのがアレッツォの職人たちだ。

デザイナーであり創始者のGIACOMOは金細工の職人の家系で生まれ、幼いころから職人たちと触れ合い自然と文化を継承していった。
大学に入るとジュエリーデザインを専攻しモダンな技術を学んだ後、伝統的な家業とコンテンポラリーなデザインの融合を目指し2015年にブランドを立ち上げた。

ブランドの歴史は浅いが、それを補って余りある歴史的な背景がそこにあるのである。

歴史の重みを感じながら
一生を共に出来る逸品

さて、ブレスレットについて触れていこう。
左右異なるチェーンを用い、センターのパーツには精巧な細工が施されている。手に取って見ればわかるのだが、全体的なデザインから留め具に至るまで妥協を許さない仕事は、彼の勤勉さを物語っている。
古代エトルリアの文化を現代風にアレンジ、という言葉を使うのを躊躇うほど完成度が高く、説明せずとも雄弁に語るブレスレットとなっている。
土地は侵略されても文化や技術は受け継がれる。
ローマ帝国支配、中世ヨーロッパの混乱、生活もままならないような状況になったこともあるだろう。
どのような辛い状況でも技術だけは絶やすまいという人の想いは凄まじい執念すらも感じる。
歴史の重さ、エトルリアから連なる人々の想いを彷彿とさせ、雄々しくも儚げだ。

このブレスレットはブランド価値や一時の流行りデザイン以上の価値がある。
一生身に着けていても雄弁に語り続けてくれるものだと私は思う。

Giacomo Burroni
Semi Rigid Twisted Bracelet ジャコモ ブローニ メンズ ブレスレット
素材:Sterling Silver カラー:シルバー