Mcq Alexander Mcqueen

Foam Sweatshirt

再構築を経て生まれた
アイコニックデザイン

今回紹介するのは、McQ(マッキュー)の「Foam」コレクションから発表されたSweatshirtだ。
McQは単なるAlexander McQUEEN(アレキサンダー マックイーン)のディフュージョンラインだと多くの人に思われることが多いが、近年のMcQは非常に興味深いブランドだ。
「ICON」と呼ばれるMcQのコレクション(半年のサイクルで少なくとも3回発表される。)はインハウスデザイナーではなく、毎回外部のクリエイターと組んで制作されるコラボレーションである。
スポットでコラボレーションをするブランドは多いが、コレクション毎に組むことは非常に珍しい。

同コレクションのテーマである「Foam」ではクラシックなワークウェア、カジュアルウェアのシルエットを McQのアイコニックなデザインに合わせて再構築したものである。 ファッションにおいて「再構築」というワードが頻出するが、なぜ再構築するのだろうか。

デザイナーが繰り返す
破壊的クリエーション

再構築とは「破壊的クリエーション」と同列で語られることが多いが、根底にあるものは得てしてフラストレーションであることがほとんどだ。
それも憎悪にも似たような、作り手を突き動かす程の強い感情なのではないか。
クラシックなものや、長らく存在する概念を一度壊し、自分の美意識に沿ってスタイル、シルエットを再定義し再構築を繰り返す。
抗い、藻掻きながら試行錯誤を重ね、自分の美意識が受け入れられるか世に問う。
幾多のデザイナー達が、この一連の作業を繰り返しただろうか。
それに伴った感情の渦を想像するに、凄まじく形容できないほどだ。

アウトドア、スポーティ、ミリタリーの融合

このSweatshirtに話題を戻そう。
クラシックなSweatshirtだが、ディティールを見ていくとMcQならではの美意識が見て取れる。
裾にはドローストリングが付いており、シルエットを絞れるようになっている。
アウトドアウェアやスポーティウェアによくあるドローストリングだが、Sweatshirtに付いているのは珍しい。更に胸元と袖に計3つのポケットがデザインされている。
まるで、カーゴパンツを始めとするミリタリーウェアで散見できるようなフラップポケットである。
まさにアウトドア、スポーティ、ミリタリーの要素を合作し、Sweatshirtにアレンジを加え再構築しているようだ。

今回は、再構築されたアイテムの中でも比較的シンプルで日常使いできるようなものを紹介した。
是非袖を通して、McQの美意識が世に受け入れられるのか答え合わせをしてみてほしい。

McQ Alexander McQueen
Foam Sweatshirt メンズ スウェット
素材:54% Cotton,46% Polyamide,Polyester,Elastane カラー:ブラック