Fred Perry Authentic

Fred Perry x Raf Simons Laurel Wreath Roll Neck Knit

サブカルチャーから
生まれた奇跡のコラボ

Fred Perry x Raf Simons(フレッドペリー×ラフ・シモンズ)のコラボモデルであるRoll Neck Knitの紹介だ。コートやジャケットの下に着ることを計算して作られ、タイトなシルエットとロールネック、首元には金属で作られたフレッドペリーのロゴがアクセントを加え見事にすべてがマッチしている。
ニットというには違和感を覚えるほど上質な肌触りでインナーとして地肌にも着ることができるだろう。

余談だが、日本語で言うニットと英語圏のニットは意味が若干違い、機械の細かい編みでもニットと言う。
その生地の編み方によって生み出される上質なとろみと光沢は、世にあふれている類似品とは一線を画し、シンプルながら高級感が醸し出されている。

エレガントでクラシカルな印象のフレッドペリーと鬼才ラフシモンズが、何故こうして見事なコラボを完成させたのだろうか。
それを知るには彼らの共通点である“サブカルチャー”に迫る必要がある。

根底にあるのは“アナキズム”

あなたはモッズをご存じだろうか。言葉だけは聞いたことがあるかもしれない。
1960年代にイギリスで流行したファッションと音楽をこよなく愛する若者のカルチャーである。
細身のテーラードにボタンダウンという先進的なスタイルに無骨なミリタリーパーカーを背負い、スカやR&Bの音に乗って一晩中クラブで踊りあかす。
今では定番となったモッズコートの語源は、この時愛されたミリタリーパーカー(M-51)からだ。
そんなモッズカルチャーの中で、フレッドペリーのポロシャツはスポーツとファッションの垣根を超えた画期的なアイテムと称され、モッズの代名詞的な存在となった。
イギリスのカルチャーはいつの時代も労働者階級から発信される。それは保守的な社会へのアンチテーゼであることに間違いない。
停滞を嫌い常に変化を求めていたモッズを中心に、当時としては驚くべきスピードで時代が動いていった。

70年代になると、モッズの衰退と入れ替わりパンクロックが産声を上げる。
70年代後半にはセックス・ピストルズなどの伝説的でアナーキーなバンドが次々と誕生し時代を席捲していった。そのムーブメントはすぐに収束し、ニュー・ウェイヴと言われる過渡期が訪れる。
そのころ活躍していたJoy Division(ジョイ・ディヴィジョン)やThe Cure(ザ・キュアー)に代表されるポストパンクに強く影響を受けたのがラフシモンズだ。
ラフシモンズは今でもJoy Division(ジョイ・ディヴィジョン)をショーのサウンドトラックに使用する。
どうだろうか。
サブカルチャーによって形作られた両者の根底はアナキズム(無政府主義)であり、一見異質のコラボに見えるが当然の結果なのだ。

当時を知るもの同士の、本物のリバイバル

その両者が当時を懐かしみタッグを組んだのが今回のコラボラインだ。
サブカルチャーに支えられ、サブカルチャーを愛した両者によるコラボは、最近ありふれたつまらないリバイバルなどではない。
当時を本当に知るもの同士の本物のリバイバルだ。

今一度、紹介しているニットを良く見て欲しい。
60年代から始まり70年代~80年代と爆発的に勢いを伸ばしていくイギリスのカルチャーをそのまま持ってきたかのようなエネルギッシュな再解釈は、賞賛に値する。
当時から少しも衰えていないフレッドペリーとラフシモンズ以外には成し遂げられないほど最高のコラボだと思わないだろうか。

Fred Perry Authentic
Fred Perry x Raf Simons Laurel Wreath Roll Neck Knit メンズ ニット
素材:96% Polyamide, 4% Elastane カラー:ブラック