Gucci

Interlocking G Necklace

最もアイコニックと称された
デザインコード

Gucci(グッチ)の近年の快進撃はファッションシーンを語る上で外せない。
今回紹介するのは、そんなGucciから「Interlocking G Necklace」である。
数あるアイコンの中でも、とりわけGucciを象徴するInterlocking G(インターロッキング G)がモチーフとなっている。丸カンの止める位置で長さ調節が可能で、長さは最大40cmだ。
素材は真鍮ではなく、スターリングシルバーのため金属アレルギーにも優しい。
そして、ボールチェーンに等間隔で施されたフラワーモチーフが何とも近年のGucciらしい。

ある程度のファッション通に対してであれば、Gucciの歴史に対して説明はさほど必要でないだろう。
しかし、Gucciのモチーフの誕生秘話や近年のデザインコンセプトまで細かく知っている方はそう多くないのではないか。
Interlocking Gについて、そして近年のデザインコンセプトを合わせて紹介したいと思う。

先人への尊敬と、描かれる自由な夢

Interlocking Gモチーフは2006年にFrida Giannini(フリーダ ジャンニーニ)に発案された。
Frida Gianniniは2005年から2015年までの10年間もの間、Gucciのクリエイティブディクレターを勤め上げた女性だ。現在におけるGucciの礎を築いたと言っても過言ではなく、多くの功績を残し、その一つがInterlocking Gの発案である。

左右上下に反転したGを二つ合わせたモチーフで、最もアイコニックなデザインコードと評されている。
元々、1960年代に2代目であるALDO GUCCI(アルド グッチ)により 似たようなモチーフはすでに用いられていた。Frida Gianniniはアーカイブ作品として、すでに存在していたそのモチーフを現代風にアレンジしたのである。
「ロゴは、ブランドのアイデンティティを表すもの。ロゴは"使う"、"使わない"ではなく、『どう扱うか』が重要」と彼女が言ったように、先人に対し最大限の尊敬の念を込め、アレンジしたに違いない。

続いて、近年のデザインコンセプトについてである。
上述のFrida Gianniniの後任として、2015年からAlessandro Michele(アレサンドロ ミケーレ)が就任した。
この鬼才とも呼ばれる男の就任で、Gucciの人気が爆発的に加速した。
デビューコレクションではジェンダーレスや折衷主義を表現し華々しいデビューを飾り、動植物が活き活きと生命を謳歌する楽園のようなデザインが注目を集めた。
従来のGucciのイメージとはかけ離れすぎたデザインでファッションシーンに激震が走ったが、その類稀なるセンスで革命を起こし、更には業界の流れを大きく変えたとも言われる。

彼はどんなデザインを着たいか、従来に無いファッションは何か、などの観点からデザインを考えているそうだ。
70'sファッションを背景に色彩豊かな配色、蛇、花、教会、UFOなど様々なモチーフを見事に混淆し、独特の世界観を作り上げている。

彼はこう言っている。
「ファッションは共通言語だ。そして人生や思想の発露、また自由な夢を見るためのものだと信じている。」

ひとつのネックレスに
連綿と続くブランドの系譜

改めて、このネックレスを見ると歴代3人ものクリエイターの系譜を継ぐものだとわかる。
Interlocking GはALDO、Fridaによる。
そして、フラワーモチーフはAlessandro Micheleによる趣向が色濃く反映されており、文字通り仕上げに“華を添えている”。

1つの作品に直接的に連綿と続くブランドの系譜が詰め込められたものはかなり少ない。
このような作品は眺めているだけで既に楽しいのである。
ネックレスは数多く購入するものではないが、これだというものをまだ手にしていない方に強く薦めたい。

Gucci
Interlocking G Necklace メンズ ネックレス
素材:Sterling Silver 生産国:イタリア