POLO RALPH LAUREN

Bi-Swing Wind Breaker

古き良き
アメリカントラディッショナル

今回紹介するのは、POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)から「Bi-Swing Wind Breaker」だ。
POLO RALPH LAURENといえば、ポロシャツがもはや有名すぎるほどの代名詞だが、今回はあえてポロシャツ以外のアイテムを紹介したい。

早速商品を見てみよう。
クラシカルなポロ刺繍が胸に施され、裏地がチェック素材となっている。現代風にシェイプアップされたシルエットではなく、ゆったりとした着心地だ。
これぞまさしくブランドが目指す、古き良き「アメリカントラディッショナル」である。
近年では「スウィングトップ」や「ドリズラージャケット」等、呼び名を変えてアップデートしている型だ。だが、あえてここでは「ウィンドウブレーカー」と呼ぶことにする。
かつてのアメリカ映画の名作、「E.T.」、「サタデー・ナイト・フィーバー」で着用されていたのは「ウィンドウブレーカー」なのだから。

1本のネクタイから始まった
華麗なる業績

ここでRALPH LAURENの歴史についてご紹介しよう。
今でこそ、アメトラのイメージが強いが、スタートのきっかけはなんと「ネクタイ」であった。
RALPH LAUREN氏は、1939年にアメリカ・ニューヨークに生まれ、独学でファッションを学び、やがてBrooks Brothersセールスマンとして働きはじめる。Brooks Brothersは世界最古の紳士服ブランドと言われおり、そこで彼はアメトラが何たるかを学んだという。

人生の転機は突然訪れる。
ある日彼のアイデアから、当時は珍しかった4inch幅(約10.2cm)のワイドネクタイを販売した。これが見事に大ヒットしたのだ。
これを機に、ネクタイメーカーのBeau Brummel(ボー ブランメル)社にデザイナーとして採用される。

その翌年1968年に独立し、「POLO RALPH LAUREN」のブランド名でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた。
スタートを皮切りに、1986年にアメリカ人デザイナーとして初のパリ路面店オープンの他、アメリカファッション協議会メンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
映画「華麗なるギャツビー」で全ての衣装を提供するなど残した業績は幅広くどれもが輝かしい。

作り手が作った純然たる主役

今回はあえて代名詞であるポロシャツを紹介しなかった理由がここにある。
作り手が自信のあるアイテム、押し出したいアイテム、そして受け手側で代名詞となっているアイテム、両者が一致することは意外に少ない。
ネクタイから始まり、これまで生み出された古き良きアメトラアイテムの数々。
受け手が作った主役ではなく、作り手が作った純然たる主役をお宝探しのような感覚で選ぶのもまたファッションの楽しみ方だ。
古き良きアメリカントラディショナルを真っ向から感じとれるこの1着を是非薦めたい。

POLO RALPH LAUREN
Bi-Swing Wind Breaker スウィングジャケット
素材:シェル・袖(裏地)/ポリエステル100% 裏地/コットン100% カラー:ブラック