Rick Owens DRKSHDW

Lightweight Prisoner Pant

デザイナーの哲学が反映された
“囚人用パンツ”

Rick Owens DRKSHDW(リック オウエンス ダークシャドウ)から定番モデル「PRISONER PANT」の紹介だ。
"囚人用パンツ"と非常に特徴的なモデル名だが、
深い股上と全面に長く垂らされたドローストリングが
特徴的なこのサルエルパンツはDRKSHDWの
代名詞と呼ぶほど根強い人気を誇っている。

メイドインイタリーのオーガニックコットン素材で
ストレッチが効いているため、
サルエルパンツ特有の歩きづらさを
感じさせない点も魅力的だ。
美しく、繊細なシルエット、それでいてラフな印象になり
程よい抜け感も演出してくれる
非常にバランスの取れたアイテムだ。
難易度が高いと思われがちなサルエルパンツだが、
シンプルなアイテムを合わせれば取り入れやすく、
コーディネートで主役級の働きを見せてくれる。
作風が非常に特徴的なモードストリートで、
デザインが独り歩きしてしまいがちだが、
デザイナーRICK OWENS(リック オウエンス)について
多くを知る人は少ない。

相反する素材の美しい融合

カリフォルニア出身のRick Owens(リック オウエンス)は
LAの学校でパターンとファインアートを学び、
1997年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。
2002年秋冬ニューヨークコレクションでデビューし、
2004年秋冬シーズンからコレクションの
発表の場をパリに移す。
2009年8月にはパリ、ニューヨーク、ロンドンに続き
東京に4店舗目の路面店をオープンした。
Chrome Hearts、Adidas、Ugg、Eastpakなど
幅広く精力的にコラボレーションを発表し、
現在日本国内においても絶大な人気を誇っている。

ところでRick Owensが敬愛する
デザイナーをご存知だろうか?
マダム グレ、マドレーヌ ヴィオネが挙げられることは
非常に有名な話である。
そのため "布の彫刻家"の異名を持つグレ、
"バイアスカットの女王"ヴィオネ、
この両者のエッセンスを抽出し、
彼独自のスタイルへ昇華している。
シャドーなどのくすんだ色合い、多くの色を使用しない
ミニマルな色調でドレープの美しさを表現する。
ドレープの多用はヴィオネからの影響である。
デカダンスとエレガンスの融合など、相反する要素の融合も
またRick Owensが持つ特徴の一つである。

誰にも真似できない
本当の意味でのオリジナル

モード界、とりわけRick Owensは模倣されたアイテムが良く作られることが多い。
このブランドにどれほど魅力があり人気があるかという
裏返しになるのだが、
デザイナー本人は過去に
このように語っている。

「デザインをコピーできたとしても
自分の哲学まではコピーできない」と。

一見すると同じようなデザインに見えるが、
細部まで目を凝らすと一目瞭然なのがわかる。
このブランドでは裁縫後にさらに手を加え、
独特の風合いを加えることで
他のブランドのアイテムと一線を画している。
上記の様にデザイナー本人は語っているが、
作品に対して並々ならぬ気骨、
そしてそれに裏打ちされた自信、風格さえ感じる。

この時代にあって、類似品で雰囲気を纏うのではなく、
是非デザイナーの気持ちが乗った
オリジナル品を纏ってほしい。

Rick Owens DRKSHDW
Lightweight Prisoner Pant
メンズ ボトムス

素材:100%オーガニックコットン
カラー:ブラック
生産国:イタリア